いま、HCIに必要な、問題解決型アプローチ 黒須教授のユーザ工学講義 2018年4月25日 UXという概念が広く使われるようになり、ユーザビリティは地味くさくて古いキーワードだ、といった見方が強まってしまった結果が、現在の状況である。しかし、HI研究にいま一番求められているのは、ユーザビリティの問題を見つけ、あるいは予見し、それを解決しようと努力することだと思う。
Webの読み方のF字型パターン: 誤解もあるが、今も(そしてモバイルでも)重要 ニールセン博士のAlertbox 2018年4月17日 アイトラッキング調査は、ユーザーがWebページやスマートフォンの画面をさまざまなパターンで流し読みすることを示している。その1つがF字型だ。F字型のパターンが発見されて11年が経った今、それがどんな意味をもつのかを再検討する。
遠いところにいるユーザ 黒須教授のユーザ工学講義 2018年4月12日 ユーザ調査では実際のユーザの協力が必要である。特に、製品やサービスの実ユーザを特定して行う、開発後のユーザ調査(UX評価)で得られる情報は大変貴重で、本当のUXの情報とみなすことができ、そこから、開発のための貴重な知見を得ることができるものである。
徹底的な見返し、あるいは「そこにないなんて信じられない」現象:アイトラッキングによる根拠 ニールセン博士のAlertbox 2018年4月2日 何度も同じコンテンツを流し読みするというのは、ユーザーがコンテンツに戸惑っているという場合もあるし、コンテンツに没頭している場合もあるが、この行動の多くはコンテンツがユーザーの期待通りではないことから起こる。
モバイルはもっと良いものにできる: このメディアのためのデザインをしよう ニールセン博士のAlertbox 2018年3月20日 モバイルのデザインは、デスクトップのエクスペリエンスを小さな画面に合わせて縮めるだけでは不十分だ。革新的で、統合され、強化されたエクスペリエンスを作り出す必要がある。
定量的ユーザビリティテストと定性的ユーザビリティテスト ニールセン博士のAlertbox 2018年3月5日 相互補完型のユーザー調査である両者は、反復デザインのサイクルで重要な役割を果たす。定性的な調査は、デザインプロセスに情報提供をする。一方、定量的な調査は、ベンチマークプログラムやROI算出のための基礎となる。
調査目標からユーザビリティテストシナリオを作成する、7つのステップ ニールセン博士のAlertbox 2018年2月23日 ユーザビリティ調査の目標を策定し、何をテストするかを決めて、ユーザーシナリオを作り出すのは困難なものだ。しかし、今回、紹介する手法によって、そうしたプロセスが楽にできるようになるだろう。
音声対話のためのオーディオシグニファイア ニールセン博士のAlertbox 2018年2月5日 明示的、暗示的、そして、非言語的なシグニファイアを提供して、音声対話インタフェースの選択肢をユーザーが理解できるようにしよう。
フラットなUI要素は、目につきにくく確信を持ちにくい ニールセン博士のAlertbox 2018年1月24日 フラットインタフェースでは弱いシグニファイアがよく用いられる。クリックできることの手がかりを比較するアイトラッキングの実験では、ユーザーは、シグニファイアの弱いUIのほうが強いものよりも多くの労力を必要とした。
UX評価をフィードバックとして活用する 黒須教授のユーザ工学講義 2018年1月15日 UX評価とは、利用側プロセス全体、つまり長期的な利用実態調査のことである。評価や分析と、その次の企画作業とは連動させるべきであり、評価分析のデータを活用することによって、ユーザの抱えている問題を把握し、よりよい人工物の設計につなげてゆくことが望ましい。