ユニバーサルデザインとユーザビリティ 黒須教授のユーザ工学講義 2000年7月31日 最近、ユニバーサルデザインという言葉を耳にすることが多くなった。強いて日本語に訳すなら普遍的設計ということになろうが、ようするに誰にとっても利用可能なデザインを目指していこうという動きである。この誰に…
Webデザインの終焉 ニールセン博士のAlertbox 2000年7月23日 ウェブサイトの間では、以下のあらゆる点で、見た目で独自性を出そうとか、変わったデザインにしようといった傾向にかげりが見えてくるだろう。 視覚的デザイン 用語とラベリング インタラクションデザインとワー…
ユーザビリティの問題の三つの側面-(3)快適性 黒須教授のユーザ工学講義 2000年7月17日 快適性の問題は、人間の感情や動機付けに関係したものである。人間もシステム全体を構成する一つの要素であるとする立場から、マンマシンシステムという概念が提唱されているが、その場合、人間の機能的な側面が重視…
WAPの反動 ニールセン博士のAlertbox 2000年7月9日 ヨーロッパで、WAPの反動が起こっている。 先週Londonで開催されたNetMedia 2000会議で、講演者のほとんどが、WAPは当面本流とはいえないと指摘した。サービスが標準以下だからだ。 イギ…
ユーザビリティの問題の三つの側面-(2)認知性 黒須教授のユーザ工学講義 2000年7月3日 認知性の問題は、平たくいってしまうとインタフェースの分かりやすさの問題ということになる。自動車や機械類のインタフェースの問題が主要な課題であった時代には、それほど認知性の問題の重要性は認識されていなか…
ネットワークこそがユーザーエクスペリエンス: Microsoftの「.NET」発表 ニールセン博士のAlertbox 2000年6月25日 司法省に対する実に見事な戦略的動き。司法省はブラウザ戦争の最終戦を戦っているという人は多い。今や、司法省は勝利を納めた。そこで、Microsoftはそれを一歩押し進め、提案された懲罰(Microsof…
ユーザビリティの問題の三つの側面-(1)操作性 黒須教授のユーザ工学講義 2000年6月23日 ユーザビリティの問題には、3つの側面がある。一つは、機器の操作すなわち人間の出力系に関係した側面であり、もう一つは機器の認識すなわち人間の入力系に関係した側面、あと一つは機器操作にまつわる人間の内部状…
問題はごろごろ転がっている 黒須教授のユーザ工学講義 2000年6月20日 身の回りにはユーザビリティに関連した問題がごろごろと転がっている。特にユーザビリティという概念で整理することはなくとも、そうした問題に対して不満を感じたりしている人は多いはずだ。 たとえば、ゴミ出しを…
デザイナーとしての顧客 ニールセン博士のAlertbox 2000年6月11日 産業革命は大量生産品を生んだ。そこでは、誰もが同じものをあてがわれる(有名な話にこんなのがある。T型フォードの色は、お好み次第。ただし、あなたが黒が好きな場合に限る)。 インターネット革命は、注文生産…
Alertbox: この5年間を振り返って ニールセン博士のAlertbox 2000年5月28日 最初のAlertboxの日付は1995年6月、実際には1995年5月25日に発表されている (締め切り前に発表できた数少ない回のひとつだ :-) 1995年に私は7つのAlertboxを発表し、3万ペ…