ISO 13407のこれから ユーザ工学講義 2000年11月13日 前回は、ISO13407の翻訳プロセスについて紹介したが、今回は、JIS化にともなうこれからの展開について考えてみたい。 ISO13407が通産省から各工業会に提示されたのは1998年の10月だったが…
ドロップダウンメニューは控えめに Alertbox 2000年11月12日 ドロップダウンメニューは、有益であるよりも問題であることの方が多い。ウェブデザイナーがいくつかの異なった目的のために流用したために、混乱の元にもなっている。また、スクロールするメニューのせいで、ユーザがひと目で全オプションを見渡せない場合、ユーザビリティは低下する。
ISO 13407の翻訳作業について(JIS Z 8530の成立経過) ユーザ工学講義 2000年11月1日 ISO13407は1999年6月に国際規格(IS)として成立した。それを受けて、ISO/TC159の日本側組織である人間工学会のJIS原案作成委員会第三分科会が、同年7月に、ISO13407を翻訳して…
Flash:99%有害 Alertbox 2000年10月29日 マルチメディアはウェブの役割のひとつではあるが、現在のFlash技術は以下の3つの点でユーザビリティを損ねる傾向がある。まず、デザインがダメになる可能性が高い。また、ウェブの基本的なインタラクションスタイルからも逸脱している。さらに、本来ならサイトの核となる値打ちを高めるために利用すべき資源を無駄使いしてしまう。
新しいものと使い勝手 ユーザ工学講義 2000年10月23日 新しい製品は人々の購買意欲をそそる。私もその例外ではなく、というかむしろ新しいものフリークとでもいうべき人間で、パソコン雑誌で新製品紹介を読んだり、店頭で新しい製品を見かけると、もう腹の中がうずうずし…
リクエストマーケティング Alertbox 2000年10月15日 ウェブでは従来のマーケティングの向きを逆にしなくてはならない。企業が顧客に何かを知らせたいことがある時にメッセージが生まれるのではない。リクエストマーケティングでは、企業は、ユーザの望むメッセージだけを送るのだ。リクエストマーケティングは特にモバイルインターネットに向いている。そこでは、でしゃばりなメッセージは怒りを買うことになるからだ。
ISO 13407におけるユーザビリティの概念 ユーザ工学講義 2000年10月10日 人間中心設計に関する国際規格であるISO13407では、ユーザビリティという概念を、有効さ(effectiveness)と効率(efficiency)、それに満足度(satisfaction)という要…
一般人のためのコンテンツ制作 Alertbox 2000年10月1日 インターネットを次なるレベルに押し上げるためには、ユーザが自分自身のデータを発表するようにならなくてはいけない。単にコンテンツを消費したり、著作権のあるデータを配布しているだけではだめだ。残念なことに、ほとんどの人がいいライターとは言えず、他のメディアではなおさら無理がある。構造的制作法、選択肢方式のメディア、それに学校でのコンテンツ制作教育などが解決策として挙げられる。
ユーザビリティの概念 ユーザ工学講義 2000年9月25日 先日アメリカに出張した折、インタフェースデザイナのAaron Marcus氏の自宅を訪ねた。カリフォルニア大学のバークレー校の近くにある閑静な自宅には、小じんまりした庭に無花果、プラム、林檎、枇杷、檸…
新しい機器に見る、優れたモバイルユーザーエクスペリエンス Alertbox 2000年9月17日 現世代のモバイルインターネット製品、およびサービスは(DEMOmobile 2000カンファレンスで見る限り)ひどいユーザビリティだ。だが、Blackberry、Modo、それにプロトタイプのMicrosoftテレホンといった新しいデバイスが健闘している。