UX評価値の意味するもの-ERMデータを読む- 黒須教授のユーザ工学講義 2019年3月26日 ERM(経験想起法)に見られるUX評価値の時間軸に関する変動は、最近の評価による影響が大きい。現時点での評価は「総評」的なものが多く、過去のエピソードを探らずに現時点だけの評価を求めたのでは、人々の経験値を理解することは困難である。
トグルスイッチのガイドライン ニールセン博士のAlertbox 2019年3月18日 トグルスイッチとは、デジタルのオンオフ型スイッチのことである。トグルスイッチでは、ユーザーは相互排他的な2つの選択肢の中からどちらかを選ぶことになり、必ず初期値がある。トグルは結果を即座に提供することで、ユーザーが随時、プリファレンスを自由にコントロールできるようにしなければならない。
ユーザビリティやUXのデザイン関連の学会発表はなぜ少ないのか 黒須教授のユーザ工学講義 2019年3月14日 今回は、ユーザビリティやUXに関係する学会などの大会運営や論文誌編集に携わる人たちの悩みの一つである、デザイン分野からの学会発表が少ないことの原因と、可能と考えられる対策について考えてみたい。
より良いUXのための、役立つフィルターのカテゴリーと値の決め方 ニールセン博士のAlertbox 2019年3月11日 ファセット検索を有益なものにするために、適切で、ユーザーが予測でき、業界用語のない、優先順位づけされたフィルターカテゴリーとフィルター値を作成しよう。
「人間中心設計」が適切な場合 黒須教授のユーザ工学講義 2019年3月6日 つい先日、「人間中心設計」に対して「ユーザ中心設計」という表現を推したばかりで恐縮だが、人間工学全体、特に労働科学から考えた時には人間中心設計という表現でも間違っているとはいえない、ということで、ちょ…
システムと現実世界の一致: 2番目のユーザビリティヒューリスティックの解説 ニールセン博士のAlertbox 2019年2月26日 システムは、システム指向の用語ではなく、ユーザーに馴染みのある語句や概念からなるユーザーの言葉によって情報を伝えるべきである。現実世界の慣例にのっとり、自然で論理的な順序で情報を提示するUIは、ユーザーへの共感と理解をあらわすものだ。
Userはユーザかユーザーか: カタカナによる外来語の表記、特に長音表記について 黒須教授のユーザ工学講義 2019年2月21日 外国語を日本語にするときには、完全に日本語に訳してしまうこともあるが、カタカナ表記しか使われていない単語も多い。このカタカナによる外来語の表記にはいろいろと課題がある。今回はuserのカタカナ表記に代表される長音表記に焦点を当てることにする。
eコマース検索の現状 ニールセン博士のAlertbox 2019年2月19日 eコマースの検索ツールは、過去に比べて、見つけやすく、関連度の高い結果が返ってくるようになった。そして、検索空間でのユーザーの道案内にはオートサジェストやファセットが利用されている。
インスペクション評価の限界 - 一貫性の評価 黒須教授のユーザ工学講義 2019年2月12日 ヒューリスティック法やエキスパートレビューなどのインスペクション評価は、簡便で、ユーザを参加者として招く手間暇も必要なく、短時間のうちにインタフェースの問題点を検出できる。しかし、そのような手法を使って評価を行おうという気持ちがなければ、いくら優秀な手法であっても意味が無い。
ショッピングカートへの商品の追加: 明確で永続的なフィードバックを提供しよう ニールセン博士のAlertbox 2019年2月5日 商品がカートに入ったことを確認できるよう、数値バッジと、確認用のポップアップかページを表示し、その商品の数をさらに増やせる状態のままで「カートに入れる」ボタンのラベルを変更しよう。