PCは消耗品と決まったわけではない。クオリティに注力することで、製品も、サービスも差別化できるのだ。ソフトウェアには大いに改善の余地がある。あまり評価されていないが、その一例として、Windows XPに搭載されたある機能によってユーザは年間2000ドルの節約が可能になる。
人間中心設計、すなわちHCD(Human Centred Design)という概念は、ISO13407のおかげでかなり普及してきたと思う。この規格では、a) 利用の状況の把握と明示、b) ユーザーと組…
フィールド調査では、実ユーザの行動観察に重点をおくべきだ。単純なフィールド調査なら迅速かつ簡単に実行できる。しかも、人類学者が束になって取り組む必要もない。顧客へ訪問する際には、デザインチームの全員が参加すべきだ。
人間中心設計の立場からは、ニーズ指向を重視し、シーズ指向に否定的な言い方をすることが多い。シーズ指向、すなわち技術の種が開発されてからその使い道を考える、というアプローチは多くの場合に、無理矢理使い道…
ほとんどのサイトマップは、当該サイトの複数レベルにわたる情報構造を伝えきれていない。ユーザビリティテストでは、ユーザがサイトマップを見落としたり、見つけられないといったことがよく起こる。また、複雑さも問題となる。マップはあくまでもマップであって、それ自体がナビゲーションの難問であってはならない。
広告収入に依存したウェブサイトは、近いうちに過去のものになるだろう。1年前に予想した通り、2001年にはサービスに対して課金するサイトが出始めてきた。ほとんどのサイトはまだ課金をうまく処理できていないが、2002年にかなり有望なのが、ヨーロッパでの2つの画期的プロジェクトだ。
ユビキタスコンピューティング(ubiquitous computing)、しいて日本語に訳すなら遍在(偏在ではない)型計算機環境が最近話題になっている。この概念は、もともとゼロックス社のPARKにいる…
DVDのデザイナーは、先行メディアでの教訓を有効に活用していない。コンピュータソフトウェア、インターネットのWebページはおろか、WAP端末からでさえ、何も学んでいないのだ。この結果、DVDのメニュー構造はますます複雑怪奇になり、より使いにくく、より不快で、より非効果的になっている。そろそろDVDのデザインも、Webデザインと同じように真面目に考え直すべき頃合だ。この分野では、ユーザーエクスペリエンス(UX)についての素養や配慮とともに、操作用部品や表示フォーマットの標準化が求められている。
行エディタという代物がエディタの主流だったのは、もうひと昔、ふた昔前のことになる。そこでは、たとえばテキストを訂正しようとすると、行番号を指定し、その中の位置を文字数または特定の文字列によって指定して…
2001年ベストのイントラネットは反復デザインと標準化されたナビゲーションに重点を置き、コラボレーション用ツールやコンテンツ管理システムを装備している。ユーザビリティの再デザインがうまくいくと、企業のイントラネット利用は平均で98%向上する。
ユーザビリティとは、製品・サービスのUIの、ユーザーにとってのわかりやすさ・操作しやすさの度合いのことです。
ユーティリティ(機能や性能)が高くても、使いにくいとユーザーが感じるようなものでは、その価値は下がってしまいます。
ユーザビリティの高いUIには、パターンやルールがあります。
ユーザー視点のフィードバックがユーザビリティを高めます。
UX(ユーザー体験、体験価値)とは、特定の製品・サービスの利用時・前後にユーザーの中で生じる知覚・反応のことです。
カスタマージャーニーマップ(CJM)は、ある目的を持つユーザーと特定の製品・サービスとのやりとりを視覚化したものです。
CJMの作成や分析には、必要な要素やコツがあります。
CJMを作成するには、UXを把握する調査が必要です。
ユーザビリティ評価も、UXを把握する調査も、その目的やタイミングによって適切な方法を選択する必要があります。