調査・分析とデザインの間のキャズム 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年10月25日) ユーザ調査をして得られた結果を古典的なKJ法などで分析するまではいいが、その分析結果から要求事項までの間にはまだ距離がある。カスタマージャーニーマップを作成することは分析の一つのやり方として意味はあるが、そこからも「要求事項の明示」という段階に向かうにはちょっとしたギャップがあるのだ。
ユーザーにない知識を補わないと、UXを損なう ニールセン博士のAlertbox (2019年10月17日) 調査型のタスクに適した情報の提供ができていないWebサイトは多い。そうしたサイトでは、ユーザーはさまざまな情報ソースを手作業でつなぎ合わせるという不必要な手間をかけなくてはならないのだ。
消費税値上げを契機として、政治のUXを考えよう 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年10月8日) ゆで蛙のたとえ話は人間性の本質を突いている。「不快に感じず」「そこそこ満足」できる範囲で、政治家やマーケッターの意図する方向に誘導されても、その時のUXつまり気づきが、大きくネガティブなものでないかぎり、それは受容されてしまうのだ。
アプリケーションデザインの間違い・トップ10 ニールセン博士のAlertbox (2019年10月1日) UIがワークフローを通じてユーザーをガイドし、サポートすれば、アプリケーションのユーザビリティは向上する。
インターフェース上の文言は意思決定に影響を及ぼす ニールセン博士のAlertbox (2019年9月25日) インターフェース上で利用される言葉は、ユーザーがおこなう意思決定に影響を及ぼす。操るような文言は、最善の利益に反する選択をするようにユーザーを仕向ける。
カスタマージャーニーマップ作成のための調査の方法 ニールセン博士のAlertbox (2019年9月17日) カスタマージャーニーマップのために調査を実施する際は、インタビューやフィールド調査、日記調査など、ユーザーと直接やり取りができたり、彼らを直に観察できる、定性的な手法を利用しよう。
新入社員が、項目間の関係がひと目でわかるコレスポンデンス分析をやってみた 定量アンケート調査 (2019年9月12日) イードに入ったばかりの新人社員が、タレント40名のイメージ調査を実施し、調査結果に対してコレスポンデンス分析によってタレントのイメージの関係を分析してみました。
スマートスピーカのUX 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年9月9日) AmazonやGoogleなど数社がスマートスピーカを出した時、僕はその将来にちょっと疑いを抱いた。だが、どうもこれはCMプランナーの設定した状況の愚かしさへの反発でしかなかったようだ。以下、Echo Dotを導入してからの僕の個人的実UXについて報告したい。
フォームにおけるエラーの通知方法: 10のデザインガイドライン ニールセン博士のAlertbox (2019年9月3日) 問題を明確に特定し、エラーのある入力欄にユーザーがアクセスして、すぐに修正できるようにすることで、ユーザーがエラーから復帰できる手助けをしよう。
グランドチャレンジ(4): HCIIの考え 2/2 黒須教授のユーザ工学講義 (2019年8月28日) HCIIのステファニディスは、HCIがこれから取り組んで行くべきことについて、学会として新たな枠組みを構築しようと考え、各学会の議長たちに呼びかけて、IJHCIの論文という形にまとめた。本稿では、その内容をベースにして、その骨子を紹介したい。