Webデザインの慣習を破ることは、ユーザーエクスペリエンスを破壊すること ニールセン博士のAlertbox 2014年10月6日 Bucknell Universityのサイトの、型破りなレスポンシブデザインへの変更は話題を呼んだが、それによってユーザビリティがかなり犠牲になっていることが、学生と保護者によるテストで明らかになった。
製品開発の適否の判断(2) 判定の原則はないのか 黒須教授のユーザ工学講義 2014年10月1日 新たに企画している製品が、既存の製品の良い点をすべて充足した上で、弁別可能な新規性を備えていること。それが新製品の適切さの判定のモデルであると考えられる。
製品開発の適否の判断(1) 適切な判断を欠いた開発 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月29日 製品開発の歴史をたどると、成功した製品もあるが、廃れてしまったものもたくさんある。その製品や技術の先の姿を適切に予測するための秘訣を外化することはできないだろうか。
バズワードの罠 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月24日 より多くの人々がその言葉に魅力を感じて使い始めると、当初の意図や定義はどこへやら、概念は発散し、もはや意味をなさなくなる。魅力を感じさせていたものが魅力を失うことになってしまうのだ。
笑顔と満足感 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月22日 テレビのCMやポスターなどの非現実さの典型例が、そこに映されている人々の笑顔である。今回、言いたいのは、UXによる満足感を笑顔というビジュアルで表現するという単細胞的な発想を考え直そうではないか、ということだ。
ユーザー調査のないUXは、UXではない ニールセン博士のAlertbox 2014年9月18日 UXチームの責務は、ユーザーにとって望ましいエクスペリエンスを作り出すことである。にもかかわらず、ユーザーを開発プロセスに巻き込んでいない組織は多い。顧客からのインプットがない組織は役に立たないインタフェースを作り出してしまう危険がある。
記号論から考えるUX 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月16日 UXという概念は、言語や数という記号体系で表現するのが難しい。しかし、記号体系で可能な限り多様なことを記述してきた人類として言語的に語る以上は、UXの概念定義は必須である。
人間工学や関連領域の倫理的責任 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月10日 どのような技術も、それを転用することで他人の生活を破壊したり悲惨なものにしたりできる。だからこそ、それぞれの技術の深化や進化に対してどのような倫理的束縛条件を設定するかということが重要になってくる。
experienceは「体験」か「経験」か 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月8日 「体験」は直接的な表現であり、「経験」はそれよりも一般化された表現である。プロダクトやサービスに関するUXを時間軸の上で考えた場合、experienceは経験という表現で括る方がいいように思う。
useは「使用」か「利用」か 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月3日 useとは利を伴うもので、利益や利便性と関係する概念であり、利用とは利点を積極的に生かして恩恵を受けることである。したがって、目標達成のために人工物を用いる場合、useを利用と訳すのが適切だろう。