片側尺度を使おう 黒須教授のユーザ工学講義 2014年10月22日 質問紙調査で、両極尺度という、熱い-寒い、愛しい-憎いなど、反対の意味を持つと思われる形容詞を対にすることがあるが、この意味の反対性に関する疑問から、僕は片側尺度を使うのがいいと思っている。
画像重視のデザイン:大きければいいのか ニールセン博士のAlertbox 2014年10月20日 大きな画像には視覚に訴える力がある。しかし、その優先順位づけを誤ると、全体のユーザーエクスペリエンスにとっては害になりうる。
UXカーブとUXグラフ 黒須教授のユーザ工学講義 2014年10月16日 UXの時間的変動を曲線で再現させるUXカーブは、UXの評価手法としてかなり有意義である。また、それを改良したUXグラフについても併せて説明する。
最大にすべきはコンテンツ対クローム比であって、画面上のコンテンツ量ではない ニールセン博士のAlertbox 2014年10月14日 大きな画面でクロームを隠しても、コンテンツ対クローム比はほとんど改善されないばかりか、発見しやすさやインタラクションコストに大きな影響が出てしまう。
水場まわりの空間とユーザビリティ 黒須教授のユーザ工学講義 2014年10月8日 ユーザビリティというのは、個々の製品や道具だけでなく、その組み合わせ方にも関わる問題である。その一例として、今回は水場を取り上げる。
Webデザインの慣習を破ることは、ユーザーエクスペリエンスを破壊すること ニールセン博士のAlertbox 2014年10月6日 Bucknell Universityのサイトの、型破りなレスポンシブデザインへの変更は話題を呼んだが、それによってユーザビリティがかなり犠牲になっていることが、学生と保護者によるテストで明らかになった。
製品開発の適否の判断(2) 判定の原則はないのか 黒須教授のユーザ工学講義 2014年10月1日 新たに企画している製品が、既存の製品の良い点をすべて充足した上で、弁別可能な新規性を備えていること。それが新製品の適切さの判定のモデルであると考えられる。
製品開発の適否の判断(1) 適切な判断を欠いた開発 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月29日 製品開発の歴史をたどると、成功した製品もあるが、廃れてしまったものもたくさんある。その製品や技術の先の姿を適切に予測するための秘訣を外化することはできないだろうか。
バズワードの罠 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月24日 より多くの人々がその言葉に魅力を感じて使い始めると、当初の意図や定義はどこへやら、概念は発散し、もはや意味をなさなくなる。魅力を感じさせていたものが魅力を失うことになってしまうのだ。
笑顔と満足感 黒須教授のユーザ工学講義 2014年9月22日 テレビのCMやポスターなどの非現実さの典型例が、そこに映されている人々の笑顔である。今回、言いたいのは、UXによる満足感を笑顔というビジュアルで表現するという単細胞的な発想を考え直そうではないか、ということだ。