「体験」は直接的な表現であり、「経験」はそれよりも一般化された表現である。プロダクトやサービスに関するUXを時間軸の上で考えた場合、experienceは経験という表現で括る方がいいように思う。
useとは利を伴うもので、利益や利便性と関係する概念であり、利用とは利点を積極的に生かして恩恵を受けることである。したがって、目標達成のために人工物を用いる場合、useを利用と訳すのが適切だろう。
iPad mini Retina用にiCloudのIDを新規に取ろうとすると、そのセキュリティ質問は回答しにくいものばかりだった。キーチェーンやらセキュリティコードという新しい謎々が一切のヒントなくやってくる。終わったときには相当くたびれてしまった。
前近代的なシステムに最新機器だけを導入しても問題が起きる。適切なユーザ経験につなけるためには、ハード・ソフト・ヒューマンウェア全体の整合性と妥当性をきちんと吟味することが必要である。
15回という授業回数の厳格な確保が、本当にその質の保証や学生満足度の向上につながっているのか疑問である。教育システムの設計でも製品やサービスと同様にHCDの考え方を適用し、ユーザの声を確認する評価が必要である。
パソコンなど、事務機器の背面の見てくれは惨憺たるものだ。あのような背面を客の側に向けてカウンターに配置することについて、メーカーの方ももう少し配慮してくれていいのではないだろうか。
アジャイルチームはアジャイル開発プロセスの実行という点では非常に優れている。しかし、時間に追われるために、ユーザー調査をあきらめたり、結果としてユーザーエクスペリエンスの質を下げてしまうこともある。
以前あったシルバーシートは、今世紀に入るころから、障害者や妊娠した女性にも開放され、呼び方も優先席と変わった。女性専用車両に障害者や子供も乗れるように変わってきたのなら、これもそのような差別的な呼称でなく、優先車両と呼べばいいのではないか。
IAはサイトを支える情報の基盤である。一方、ナビゲーションとはサイトの特定の情報にユーザーがたどり着くことを可能にするUI要素をさす。
UXDでは、「ユーザ」という表現を使いながら、実は消費者や顧客のことを考えていて、実利用場面のことをあまり考えていないのではないか。「古典時代」からのマーケティング活動と類似したUXDは、ユーザをどこかに置き忘れた企業中心主義に陥る危険性が高い。
ユーザビリティとは、製品・サービスのUIの、ユーザーにとってのわかりやすさ・操作しやすさの度合いのことです。
ユーティリティ(機能や性能)が高くても、使いにくいとユーザーが感じるようなものでは、その価値は下がってしまいます。
ユーザビリティの高いUIには、パターンやルールがあります。
ユーザー視点のフィードバックがユーザビリティを高めます。
UX(ユーザー体験、体験価値)とは、特定の製品・サービスの利用時・前後にユーザーの中で生じる知覚・反応のことです。
カスタマージャーニーマップ(CJM)は、ある目的を持つユーザーと特定の製品・サービスとのやりとりを視覚化したものです。
CJMの作成や分析には、必要な要素やコツがあります。
CJMを作成するには、UXを把握する調査が必要です。
ユーザビリティ評価も、UXを把握する調査も、その目的やタイミングによって適切な方法を選択する必要があります。