現在のところ、モバイルアプリのユーザビリティはモバイルサイトに勝っている。しかし、来るべき変化によって、最終的にはモバイルサイトが優れた戦略になっていくだろう。
大学では講義だけを行った。修士の学生は英語ができるので、すべて英語で行ったが、HCD、ユーザビリティ、UXといった基本のほかに、フィールドワークのやり方やユニバーサルデザイン、人工物発達学、100年製品などを話した。学生の態度は熱心で、こちらの説明中にどんどん質問がくる。こうした積極性は中国のこれからの発展を示唆するものだ。
ほんとうに欲しいのは行動の結果ではなく、その意味である。ユーザビリティ関係者にしてもマーケティング関係者にしても、もちろん心理学者にしても、事実だけにこだわる行動主義の限界を感じていた。意味を考えるために、行動主義の規範から外に踏み出してしまっているのであれば、解釈に影響を及ぼしている担当者自身の内的プロセスに対する内省や内観をもっと重視すべきである。
「クローム」は、ユーザーのデータやウェブページのコンテンツを取り囲む、ユーザーインタフェースのオーバーヘッドである。クロームは肥大化すると利用可能なピクセルの半分を食いつぶすこともあるが、使用量が妥当ならユーザビリティを向上させるものだ。
過去のドラスティックなシステム提案は、すべてではないにしろ有能な個人の主体的思考や行動から生まれたと思っているが、グループワークがそうした意気込みを持った主体的な個人の角を矯めてしまうことになりはしないか。
一見敷居が低そうに見える「同期」という操作。しかし、これが実はわかりにくい。PCとプレーヤでそれぞれ操作したときに、どっちからどっちに何がコピーされるのか。そしてiTunesの場合、ライブラリというのはパソコンのどこにあるのか、という点だ。
今年度、ソーシャルネットワーキングとパーソナライゼーションはレベルが上がった。一方、モバイルイントラネットは経験を積む状態が続いている。また、小規模の組織ではイントラネットデザインチームの人数が増え、デザインの質が向上した。
資源は枯渇する一方で、需要は増大する。石油で約40年、金属についても長く見積もっても100年は保たないと見られている。しかし、HCD関係者には何もできない訳ではない。それが100年製品の考え方だ。
類似しているコマンドに異なる結果をオーバーロード(多重定義)するのは混乱の元だ。複数のアクションに同じコマンドを使うのは、それによって概念的な結果が同じになる場合にはユーザビリティを強化する。
いろいろな分析法を利用することは、時にマネージャや設計者、デザイナなどの関係者が頑迷な場合には理論武装として必要だったかもしれない。しかし現在においては、もう必要ないのではないか。
ユーザビリティとは、製品・サービスのUIの、ユーザーにとってのわかりやすさ・操作しやすさの度合いのことです。
ユーティリティ(機能や性能)が高くても、使いにくいとユーザーが感じるようなものでは、その価値は下がってしまいます。
ユーザビリティの高いUIには、パターンやルールがあります。
ユーザー視点のフィードバックがユーザビリティを高めます。
UX(ユーザー体験、体験価値)とは、特定の製品・サービスの利用時・前後にユーザーの中で生じる知覚・反応のことです。
カスタマージャーニーマップ(CJM)は、ある目的を持つユーザーと特定の製品・サービスとのやりとりを視覚化したものです。
CJMの作成や分析には、必要な要素やコツがあります。
CJMを作成するには、UXを把握する調査が必要です。
ユーザビリティ評価も、UXを把握する調査も、その目的やタイミングによって適切な方法を選択する必要があります。