ユーザビリティのROI、落ちてはいるがまだ十分に高い ニールセン博士のAlertbox 2008年1月22日 ユーザビリティを改善することによるビジネス指標の向上率は、現在、平均で83%である。6年前に比べるとかなり低い。それでも、収益の割に費用が安いため、ROIは高いままである。
2008年のユーザビリティ展望 黒須教授のユーザ工学講義 2008年1月17日 年頭にあたって、ユーザビリティに関する展望を書いてみることにする。ようするに、最近の状況や動向を見た雑感である。 (1) 危機意識の喪失 ユーザビリティ活動がある程度まで活性化してきたのは関係者の努力…
2008年 イントラネット・ベスト10 ニールセン博士のAlertbox 2008年1月7日 優れたイントラネットでは、一貫性のあるデザインと統合的なIAが標準となりつつある。今年の受賞サイトが注力していたポイントは、生産性を向上させるツールや、従業員によるセルフサービス、ナレッジを提供できるユーザへのアクセス(いわゆる“ナレッジマネジメント”に対抗するアプローチと言える)、企業ニュースの表現力向上などである。
Web 2.0は危険かも… ニールセン博士のAlertbox 2007年12月17日 AJAX、リッチインターネットUI、マッシュアップ、コミュニティ、ユーザ作成コンテンツなどなど、いずれも複雑さを増すばかりでさほど値打ちはない。これらをデザインするとなると、リソースもかなり必要になる。巷で騒がれているものが最大の利益をもたらすことはないということが(またしても)明らかになったというわけだ。
機能探索能力 黒須教授のユーザ工学講義 2007年12月15日 携帯電話などのハイテク機器を利用するときの若い人たちの能力にはしばしば圧倒される。なぜ、そんなに素早く学習してしまい、使いこなせるようになってしまうのだろうか。振り返ってみれば、自分が若い頃もそうだっ…
イントラネットにおける情報アーキテクチャ ニールセン博士のAlertbox 2007年11月26日 56件のイントラネットを分析した結果、トップレベルカテゴリやラベル、ナビゲーション設計には多くの共通点が見られたものの、各イントラネットの構造にはかなりの違いが見られたため、最終的にただ一つのIAモデルを推奨することはできなかった。
長文記事 対 短文記事: コンテンツ戦略から見た比較 ニールセン博士のAlertbox 2007年11月12日 情報採餌理論は、コンテンツ戦略のコストと利益の算出方法を示してくれる。簡潔な概要記事とすべてを網羅するような詳細記事を組み合わせた混合食餌法が、ベストな戦略となる場合が多い。
ユーザビリティへの高額投資、元は取れるのか? ニールセン博士のAlertbox 2007年11月5日 正味現在価値(NPV)を計算すれば、どの程度の投資がもっとも利益につながるかを量ることができる。大規模なプロジェクトなら、ユーザビリティに高額を投じても元を取れる。
汎用コマンド ニールセン博士のAlertbox 2007年10月29日 アプリケーションでは、多くの似たような機能を一定の少数のコマンドだけで利用できるようにすることで、ユーザがアクセスできる機能の幅が一段と広がる。
成熟度の水準に対応した人間中心設計の進め方 黒須教授のユーザ工学講義 2007年10月24日 先日のヒューマンインタフェース学会で、このタイトルの講習会を開催したところ、多数の参加者を得ることができ、また熱心な質疑応答があった。やはり日本におけるユーザビリティ活動は、第一段階の立ち上げ期を経て…