エスノブームの適切な定着を - 1 基本概念について 黒須教授のユーザ工学講義 2011年2月3日 エスノというキーワードが流行っている。この世の中、過度な期待をかけられてそれが不十分な成果しかあげないと反対に極端に否定的な見方が広まることもある。適切な理解が広まり、適切に利用されることが望ましいのだが、現在の日本でのエスノブームでは、かなり誤解されている面があるように思う。
Eメールニュースレター: 高まるユーザビリティ ニールセン博士のAlertbox 2011年1月11日 最新の調査によると、ニュースレターの購読申し込み時のユーザビリティ指標は改善されてきている。しかし、ニュースレターをモバイル機器上で読むには、問題があることが明らかになった。
スマートフォンとPDA、そして電子ブック 黒須教授のユーザ工学講義 2010年12月10日 従来型の携帯電話と電子ブックの中間にあるスマートフォンについて、一つ考えられるのは、マルチメディア型電子ブックと在来型の携帯電話に機能分割され、「いささか中途半端な製品」としてPDAと同じ運命をたどるのではないか、ということだ。
うまくいっていないメガメニュー ニールセン博士のAlertbox 2010年11月16日 二次元の大きなドロップダウンによって、サイトのナビゲーションはより容易になりうるが、それはそのデザインが適切に行われている場合の話である。2件の事例がメガメニューの抱えるユーザビリティ上の落とし穴を示している。
Webコンテンツとしての写真 ニールセン博士のAlertbox 2010年11月1日 ユーザーは内容と関係のある情報を含む写真や画像は注視するが、Webページを「賑やかにする」ために利用された中身のない写真は無視をする。
身体直接性とユーザエクスペリエンス 黒須教授のユーザ工学講義 2010年10月26日 現代の生活はバーチャルな情報に満ちているが、忘れてならないのは、バーチャルな世界はどれだけリアルに感じられても結局のところ身体直接性は低いということだ。そして、身体直接性というものは、現実世界における自己の定位、つまり、自分が世界のなかでどこにいてどのようにあるのかという認識を持つ上でとても重要なものであると思える。
メンタルモデル ニールセン博士のAlertbox 2010年10月18日 ユーザーがUIについて知っていると思っていることは、彼らがそれをどう利用するかに強い影響を及ぼす。メンタルモデルのずれというのはよくあることであり、特にデザインで何か新しいことをしようとするときには起こりがちである。
グループウェアの技術開発と人間研究 黒須教授のユーザ工学講義 2010年10月14日 グループウェアが対象としている、人間のコミュニケーションや共同作業についてのベーシックな研究が十分に行われていない状況で、企業のシステム開発者の着想に頼るだけで、今後も本当に適切なシステムやサービスの開発が行えるのだろうか。
アルファベット順は(たいていは)やめたほうがよい ニールセン博士のAlertbox 2010年10月4日 ユーザーに選択肢を提示するには、ABC順よりも、順序シーケンスや論理構成、タイムライン、重要度や頻度による優先順位によって並べたほうが良い場合が多い。
GTAの変則的利用法 黒須教授のユーザ工学講義 2010年10月1日 質的な調査が頻繁に実施されるようになって、その分析方法としてGTA (Grounded Theory Approach)が利用されることも多くなったように思う。